
刑事弁護人 (講談社現代新書)
亀石倫子 and 新田匡央
講談社 / 2019-06-19
この本について
最近、正しさって誰が決めるんだろう……と考えることが増えました。ニュースを見ていても、「悪いことをした人なら厳しく扱われても仕方ない」とか、「警察が言うなら間違いないでしょ」という空気に、自分もつい流されそうになる。でも、本当にそれでいいのかとモヤモヤが残る人は多いはずです。 『刑事弁護人』を読んで印象的だったのは、罪を認めている被疑者ですら「警察もやってはいけないことをしたなら、ちゃんと認めてほしい」と言う場面でした。ここには、善悪とか立場とは別の、人としての筋がある。同時に、弁護人たちが黙々と証拠を開示させ、無表情の裁判官に向けて何度も練習を重ね、誰かの権利が踏みにじられないように動く姿が描かれていて、「権利を守る」って具体的に何をすることなのかが、初めて腹落ちしました。 そして、この本は弁護人をヒーロー扱いしているわけではありません。被疑者との距離感に悩んだり、捜査の壁にぶつかったり、現場のリアルな手触りがそのまま書かれている。だからこそ、「もし自分が疑われる側になったら」とか、「自分が見過ごしている権利侵害があるのでは」と考えるきっかけになると思います。 社会のルールに少しでも違和感を覚えている人や、「正義ってなんだろう」と立ち止まったことのある人には、とくに刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの38%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本の後に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




