
NOKIA 復活の軌跡
リスト シラスマ and 渡部 典子
早川書房 / 2019-07-04
この本について
仕事でもチームでも、「何が正解かわからないまま判断しなきゃいけない場面」が続くと、どうしても慎重さと楽観のあいだで揺れます。用心深く考えているつもりなのに、一歩遅れる感じがする。逆に前向きな判断をしても、裏付けが弱い気がして落ち着かない。僕もずっとこの行き来をしていました。 『NOKIA 復活の軌跡』を読んで救われたのは、シラスマ会長が語る「パラノイア楽観主義」という視点でした。最悪のシナリオを真正面から見にいくことで、むしろ前向きに動ける余白が生まれる。さらに、複数の代替案を常に用意する発想が、迷いすぎて止まる癖を減らしてくれました。そして何より印象に残ったのは、事業再生の核心には“信頼”があるという指摘です。成果より先に関係性を整えるという当たり前のことが、いざ判断の連続になると意外と抜け落ちるんですよね。 この本は、意思決定に疲れている人にとって、派手な解決策ではなく「こういう考え方なら動けるかも」と思える現実的なヒントが散らばっています。特に、ひとりで抱え込みがちなリーダー職や、チームを前に進める役割を担っている人には刺さるはずです。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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