
よかれと思ってやったのに
清田隆之
双葉社
この本について
人と関わる中で、「相手の不機嫌の理由が読めない」「自分の感情をどう説明したらいいか分からない」というモヤモヤ、けっこうありますよね。私も仕事の場面でうまく言語化できず、黙り込んで余計ややこしくしてしまった経験が何度もあります。 『よかれと思ってやったのに』は、その“噛み合わなさ”を責め口調ではなく、具体的な場面から丁寧にほどいてくれます。たとえば、感情を察してもらうために不機嫌に頼ってしまうクセが、実は「自分の感情の解像度が低い」ことから来ているかもしれない、という指摘。これは読んでいてけっこう胸に刺さりました。また、男性が身体や感情をモニタリングする習慣を持ちにくい背景に、ジェンダーの影響があるという話も、日頃うまく言葉にできなかった違和感を整理してくれます。さらに、好意を伝えるときの具体的な言い回しの例など、実際の行動に落とし込みやすい提案があるのもありがたいところです。 自分が悪いとか相手が悪いといった話ではなく、「どこで誤差が生まれているのか」を一緒に探してくれる本です。特に、思い通りにならないとイラッとしてしまう人や、ネガティブな感情を細かく言葉にするのが苦手な人にはしっくりくると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの40%が集中しています。
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