
改訂版 強い会社が実行している「経営戦略」の教科書
笠原英一
KADOKAWA / 2019-08-23
この本について
仕事で戦略を考えるたびに、「結局どこから手をつければいいんだっけ…」という曖昧さが残ることがあります。分析はそれらしくやっているのに、最後の意思決定につながらない感じ。僕自身、4CもSWOTも知ってはいるのに、実務でどうつないでいけばいいのか腹落ちしないまま使っていた時期が長かったです。 この本が助かったのは、フレームワークを“並べる”のではなく、“どんな視点の切り替えが必要なのか”を具体的に整理してくれたところでした。例えば、戦略を「ポジション」と「パースペクティブ」に分けて捉える発想は、これまでの分析を一段深く見直すきっかけになりますし、PESTELを単なる環境要因ではなく“文脈”として扱う説明も、日々の判断に直結しやすかったです。それに、勝つ領域を決めて資源を傾斜配分するという、当たり前だけど実際には迷いがちな行動まで落として語ってくれるのもありがたいところでした。 結局、戦略って「正しい答え」よりも、「どう考えるとブレなくなるか」の方が大事なんだと思います。そういう意味で、この本は概念だけで終わらず、現場で判断に迷った時の“立ち戻る場所”になる感覚があります。 特に、分析はできるのに戦略にまとまらないと悩んでいる人には刺さるはずです。
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