
誠実な組織 信頼と推進力で満ちた場のつくり方
ロン・カルッチ and 弘瀬友稀
この本について
仕事で「誠実にやりたい気持ちはあるのに、現場の空気に負けて曖昧なまま進んでしまう」という場面、僕もけっこうあります。評価や責任の話になると特にややこしくて、上司との対話も表面的になりがちです。気づけば、自分でもどこまでが本音でどこからが迎合なのかよくわからなくなることもあります。 『誠実な組織』は、そういう“モヤッとしたズレ”を扱ってくれる本でした。印象的だったのは、誠実さを「性格」ではなく「鍛えられる能力」として描いている点です。評価制度をどう見直すか、約束と行動の不一致が起きるとき何が起きているのか、部下や同僚に弱さを見せながら信頼を積み上げるとはどういうことか。きれいごとになりやすいテーマなのに、具体的な対話の場面や失敗のケースが多くて、自分の明日からの仕事に置き換えやすい感覚がありました。 特に、言葉と行動のズレを「諦めではなく希望で埋める」という視点は、自分がチームにどう向き合いたいのかを考え直すきっかけになりました。組織に残る人・去る人の違いを描くくだりも痛いところを突いてきますが、だからこそ現実的です。 「誠実に働きたいのに、現場とのギャップに疲れている人」には、とても刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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