
定年後 50歳からの生き方、終わり方 (中公新書)
楠木新
この本について
定年が近づくと、「自由になれるはずなのに、むしろ不安の方が大きい」という声をよく聞きます。会社での役割が薄れていく感じや、家での居場所のなさ、いざ時間ができたときに何をしていいか分からない戸惑い。自分も同じように揺れたので、この本に出会ったときの安心感はけっこう大きかったです。 『定年後』が面白いのは、きれいごとではなく、実際に定年を迎えた人たちの「リアルな声」から話が進むところです。期待されない働き方の現実や、自由時間が長すぎることのしんどさを直視しつつ、その中で元気に過ごしている人の共通点が少しずつ見えてくる。たとえば、仕事以外の役割を持っていた人の強さや、子どもの頃の好きだったことが後半の支えになっていく流れは、読んでいると自分の過去をつい探りたくなります。また「黄金の15年」という考え方も、老後を曖昧な不安ではなく、扱える時間としてイメージさせてくれました。 結局のところ、この本は「定年後に備える」よりも、「今の延長でどう生きるか」を考えるきっかけになります。急に別人になる必要はなくて、むしろ自分の中に眠っていたものを丁寧に拾う作業に近い。そう思えると、老後の話が少し現実味を帯びてきます。 会社の役割を降りた後の自分がぼんやりしている人に、特に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




