
100歳まで読書
轡田 隆史
三笠書房 / 2019-11
この本について
年齢を重ねるほど、「このまま流されるように日々が終わっていくのかな」と不安になる瞬間が増えました。仕事でも生活でも、判断に迷うことが多いのに、考えるための“静かな場所”がうまくつくれない。そんなときに、この本が言っている「死ぬまで読むとは、死ぬまで質問しつづけること」という一文が、不思議と落ち着きをくれました。 轡田隆史さんの『100歳まで読書』は、読書を人生の必須科目に格上げするような話ではありません。もっと素朴で、現実的で、「ちゃんと死ぬために読む」という、妙に地に足のついた読書観が語られています。たとえば、本は時と場所を選ばず質問に付き合ってくれる相手であること。あるいは、再読や拾い読みのような“ゆるい読み方”でも、過去の自分を引き戻してくれること。こういう視点は、読書を義務から少し救い出してくれます。 読みながら、自分のペースで考える余白が確かに増えていく感覚がありました。孤独と向き合う時間がこわい人ほど、本をひらくことで逆に「自分はどこに立っているのか」を静かに確かめられるんだと思います。日々の思考がせわしないまま年齢だけ重ねている気がする人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
読書の順序
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