
実践Terraform AWSにおけるシステム設計とベストプラクティス (技術の泉シリーズ(NextPublishing))
野村 友規
インプレスR&D / 2019-09-20
この本について
Terraformを触っていると、気付かないうちに作業が怖くなる瞬間があります。planに『-/+』が出てきて「え、これ消えるの?」と手が止まったり、NATゲートウェイ周りの依存関係がよく分からずに構成がぐちゃっとしたり、tfstateに何か起きたら終わる気がして落ち着かない…。自分もずっとその不安と一緒にTerraformを書いてきました。 この本が助かったのは、「現場でつまずくポイント」をそのまま扱ってくれているところです。たとえば、NATゲートウェイの冗長化やプライベートネットワーク設計の判断基準が具体的に書かれていて、AWSの構成で迷いやすい部分が整理されます。さらに、暗黙的な依存関係の罠や、リソース再作成が起きる理由を丁寧に説明してくれるので、「なぜTerraformがこう動くのか」を腑に落としやすい。tfstateの扱い方や、環境ごとにディレクトリを分けた時のトレードオフなど、運用フェーズの不安にもきちんと触れています。 読みながら、自分の手元のコードに置き換えて「あ、ここ危なかったな」と何度も思いました。特に、レビュー観点やpull requestまわりの運用の話は、チーム開発でTerraformを扱うときにそのまま使えました。 Terraformを書いていて「動くけどなんとなく不安」がずっと抜けない人に刺さる本だと思います。自分と同じように、手を動かしながら迷っている人ほどしっかり効きます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
読書の順序
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