
スタンフォード式 人生デザイン講座 (ハヤカワ文庫NF)
ビル バーネット, デイヴ エヴァンス, and 千葉 敏生
早川書房 / 2019-10-03
この本について
仕事の方向性を考えるとき、「何から手をつければいいのか全然わからないまま時間だけ過ぎていく」という感覚ってありますよね。専攻やこれまでの経歴に縛られて、選べる道がもう決まっているような気がしてしまう。でも実際には、やり方を少し変えるだけで見える景色がまったく違ってきます。 この本が教えてくれたのは、未来を“地図”で決め打ちしなくてもいいということでした。まずは小さく試す、気になる相手に話を聞いてみる、日々の中で「熱中していた瞬間」を記録していく。そんな地味だけれど手を動かすプロセスのおかげで、自分でも気づいていなかった興味や体の反応が少しずつ浮かび上がってきます。フローに入っていた場面を書き出してみるだけでも、「意外と自分はこういう作業が好きだったんだな」と思える瞬間がありました。 そしてもうひとつ刺さったのは、いま悩んでいることの中には、そもそも動かせない“重力”みたいなものが混ざっているという視点です。そこに力を使いすぎていたことに気づくと、じゃあ自分が動かせる部分はどこなんだろう、と落ち着いて探せるようになります。求人やキャリアの情報がノイズだらけに感じる人ほど、この考え方は救いになると思います。 迷っている最中でも前に進みたい、でもいきなり人生を決めたくはない。そんな人に静かに効いてくる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの32%が集中しています。
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