
「精神科医の禅僧」が教える 心と身体の正しい休め方
川野泰周
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2018-09-26
この本について
仕事が立て込みはじめると、頭の中がずっとザワザワして、休んでいるはずの時間まで落ち着かないことってありませんか。自分でも「疲れてるんだろうな」と思いながら、じゃあどう休めばいいのかが分からないまま日にちだけ過ぎていく感じ、僕もよくあります。 この本が効くのは、休むことを“気合い”ではなく“技術”として扱っているところです。たとえば、脳が疲れる正体のひとつがマルチタスクだと知るだけで、日常の選択が少し変わります。階段に立ち止まって呼吸だけに集中してみたり、コーヒーを飲む時間をあえて「飲むことだけ」にしてみたり、外に出たときに風の温度を言葉にしてみたり。派手な方法ではないのに、注意が外側に散りすぎていたことに気づけて、脳のざらつきが静まってくる感覚があります。 そしてもうひとつ大きかったのは、ネガティブな感情を無理に消そうとしない姿勢です。嫌な気持ちが出ても「出てるな」と認識するだけでいいし、そこに気づけた自分を少しだけ肯定してあげる。その扱い方だけでも、感情に振り回される日が減っていきました。 日々の疲れが「寝ても抜けない」と感じる人、とくにいろんなことを同時に抱えてしまいがちな人には、かなりしっくりくると思います。大げさな変化ではなく、明日の自分がちょっとだけ扱いやすくなるような本です。
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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