
社会を変えたい人のためのソーシャルビジネス入門 PHP新書
駒崎 弘樹
この本について
「社会課題に関わりたい気持ちはあるのに、何から手をつければいいのか分からない」。NPOの現場にいる人も、会社員として関わりたい人も、このあたりで足が止まることが多いと思います。僕も同じで、熱だけはあるのに行動に変換する方法が分からず、ずっと宙に浮いたままの時期がありました。 この本は、そんな“最初のつまずき”に手を伸ばしてくれる一冊でした。特に刺さったのは、非営利=利益を出してはいけないわけではなく、「利益追求のために存在するのではない」という視点の転換。これを知るだけで、NPOやソーシャルビジネスが急に“普通の仕事”として輪郭を持ちはじめます。また、広報は団体ではなく「社会的課題そのものを伝えること」という考え方は、実務で悩んでいた自分にはかなり実用的でした。寄付者を顧客と捉え、関係を育てる仕組みが必要だと著者自身が正直に書いているのも、理想論で終わらないところがありがたいです。 社会を良くしたいと願う人の受け皿としてNPOやソーシャルビジネスがある、という説明も腑に落ちました。目の前の困りごとに心が動く一方で、その背景にある構造に目を向けて仮説を持つこと。その両方をどうやって仕事にしていくのかを、背伸びしすぎない言葉で教えてくれます。 「社会に関わりたいけれど、具体的な一歩が見えない」という人にとって、現実的な道しるべになる本です。
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ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
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