
オペラ入門 (講談社現代新書)
許光俊
講談社 / 2019-10-16
この本について
仕事でも人間関係でも、相手の不器用さにイラッとしてしまう場面ってありますよね。頭では「許した方が楽だ」と分かっているのに、感情がついてこないまま1日が終わることもあると思います。僕も同じで、どう折り合いをつければいいのか長く迷っていました。 この本を読んで印象に残ったのは、オペラの物語や音楽を通して「人はみんな愚かで、その前提があるからこそ許しが必要になる」という視点が自然と腑に落ちてくるところです。偉そうに説教されるわけではなく、舞台上の登場人物の失敗やドタバタを眺めているうちに、自分の中の固さが少しほぐれていく感じがありました。また、著者がヨーロッパの劇場で見た光景——平日の夕方におしゃれをして集まる人々——の描写から、「芸術は特別な人のものではなく、生活の延長にあっていい」という感覚が湧いてきて、気負わず楽しんでいいんだと思えたのも大きかったです。 さらに、舞台装置の工夫や神様が突然現れて事態をひっくり返す“機械仕掛けの神”の話など、舞台の裏側を知ることで、オペラがただの格式ばった芸術ではなく、人間の弱さや滑稽さをそのまま抱きしめた世界だと分かってくる。そこに触れると、自分の毎日のドタバタもどこか許せるようになるのが不思議でした。 他人の不完全さと自分の不完全さ、どちらにも少し優しくなりたい人に刺さる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの43%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




