
10億件の学習データが教える 理系が得意な子の育て方
今木智隆
文響社 / 2019-11-08
この本について
子どもの算数につまずきを見ていると、「どこから手をつければいいんだろう…」と親のほうが迷ってしまうことがありますよね。計算はできるのに文章題だけ落ちるとか、同じ単元でも日によって正解率が変わるとか。「ちゃんと読んでないだけだよね?」と決めつけたくなる気持ちも、正直わかります。僕もそうでした。 この本がありがたかったのは、そういう“表面のミス”の奥にあるものを丁寧に見せてくれたところです。例えば、文章題が苦手なのは読んでいないからではなく、「位」や「単位」など、もっと手前の理解があいまいだから。テツ君の話のように、3年生の時刻計算ができない理由が、1年生の時計の読み方にあったりする。その具体例を読んだとき、僕自身もやみくもに問題を解かせるやり方がずれていたな…と少し反省しました。 また、この本は量をこなす根性論ではなく、「関連するひとつ前に戻る」というシンプルな原則を軸にしているのも現実的でいいなと感じます。算数を“反射的な処理”にしてしまうのではなく、考える力を育てる場として見直す。そう思えるだけで、子どもの勉強に向き合うときの目線が少し楽になります。 「子どもの算数の苦手の正体がよくわからないまま不安だけが増えている」という人には、かなり刺さると思います。親も子も無理に背伸びしないで、どこから積み直せばいいかが見えてきます。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの43%が集中しています。
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