
10万人以上を指導した中学受験塾 SAPIXだから知っている算数のできる子が家でやっていること
佐藤智
この本について
子どもの勉強を見ていると、「なんでここで止まるんだろう」とか「そもそも算数を嫌がってる気がする…」みたいな、小さくて言語化しづらいモヤモヤが積み重なることがあります。教え方が悪いのか、本人の向き不向きなのか、判断がつかなくてこちらまで身構えてしまうんですよね。 この本を読んで印象的だったのは、算数を“思考”と“習得”の二つに分けて捉えているところでした。詰め込むのではなく、学んだ知識を適切な場面で使えるようにすることが本来の「習得」なんだと気づくと、家庭での声かけも少し変わります。また「嫌いにさせないこと」が最重要と何度も出てくるあたり、テクニックよりも土台づくりを大事にしている姿勢が安心できました。難しい問題に挑ませる前に、まずは小さな成功体験を積ませる、そんなシンプルな視点が抜け落ちていたことにも気づかされます。 親として全部を完璧にやろうとする必要はなくて、日常の中で思考と習得のバランスを少し整えてあげるだけでも、子どもの表情が変わることはある。本書はその“整え方”のヒントを、極端な理想論ではなく、現実的な温度で教えてくれます。 算数の苦手意識がどこから来ているのか掴めずにいる人、そして家庭でできる範囲の工夫を知りたい人に刺さる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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