
自分を知る力: 「暗示の帽子」の謎を解く (三宝出版株式会社)
高橋 佳子
この本について
最近、「どうせ自分はこういうタイプだし…」みたいな決めつけから抜けられないことってありませんか。仕事でも人間関係でも、ちょっとした不安や比較が頭を支配して、現実よりも“想像した悪い未来”に振り回される。僕自身、締め切り前になると余裕が消えて、勝手に苦しい方向へ走っていくクセがあるので、読者の方が保存していた抜粋を見て「わかる…」と唸りました。 この本が面白いのは、そういう心のクセを「快系・苦系」「暴流・衰退」みたいに分けて説明しながらも、どっちが良い悪いではなく、今の自分がどんな受け取り方をしているのかを“現実的に”見せてくれるところです。たとえば、不安が頭の中だけで膨らんでいく仕組みが腑に落ちると、目の前の出来事を少しだけ「あるがまま」に見られるようになる。あるいは、自分を下げてから相手を下げ直す、あの厄介な回路にも名前がつくおかげで、妙な自己嫌悪から距離が取れる。そんな小さな変化が積み重なって、「自分を知るってこういうことか」と思えてきました。 大げさな自己変革ではなく、日々の受け取り方や発し方を少しずつ調整したい人に向いている本です。特に、「自分のことが一番わからない気がする」と感じている人には、静かに効くと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの14%が集中しています。
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