
科学的 潜在意識の書きかえ方
小森 圭太
光文社 / 2018-07
この本について
最近、「頭ではわかってるのに、身体がついてこない」とか、「選択するたびにどこか違和感が残る」という相談をよくもらいます。自分の基準で生きたいのに、気づけば世間の“正しさ”に引っ張られてしまうあの感じ、僕もよくハマります。考えすぎて空回りしている時ほど、身体はフラフラして、判断もブレるんですよね。 この本が面白いのは、そこでいきなり精神論に行かず、「いまの思考が身体にどう出ているか」を扱っているところです。たとえば、言葉を変えるだけで筋力の反応が変わったり、理想の自分を思い出した瞬間に姿勢が整ったりする。抜粋にもありますが、脳は省エネで生きようとするから、思い込みに乗っ取られたまま判断してしまう。その固定化したパターンを、身体からほぐしていくという視点が新鮮でした。 もうひとつ刺さったのは、「どこがダメなんだろう」ではなく「どうすれば良くなるだろう」という問いの違いが、そのまま無意識の前提を変えてしまうという話。前者だと身体は弱まり、後者だと力が出る。自分の選択基準が言語に支配されていた時期を思い出して、ちょっと冷や汗が出ました。 自分の感覚が信じられなくなっている人、本当の望みがどこにあるのか曖昧なまま頑張り続けてしまう人にとっては、ひとつの“立て直し方”になる本だと思います。僕も迷った時に何度か立ち返りました。
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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