
史上最強の哲学入門
飲茶
河出書房新社 / 2016-10-06
この本について
最近、何かを考えようとすると「そもそも何を基準に考えればいいんだろう…」と足が止まることが増えてないでしょうか。正しさも善さも、世の中のしくみすらも、人によって言うことがバラバラで、気づくと同じ場所をぐるぐる回っている感じ。僕も仕事で判断を求められる場面が増えるほど、その迷いが大きくなりました。 そんなときに読んだのが『史上最強の哲学入門』で、刺さったのは知識よりも「物事の捉え方が揺さぶられる感じ」でした。例えば、プラグマティズムの“まず意味のある問いを立てよう”という視点は、仕事の議論が埒があかないときの突破口になりましたし、ソシュールやフッサールの“世界の区切り方は思い込みに過ぎない”という指摘は、固定観念に縛られていた自分の発想をほぐしてくれました。また、国家や資本主義を扱う章では、普段当たり前に従っている仕組みを「なぜそうなのか」と一度立ち止まって考える余裕が生まれました。 この本は、すべてを理解する必要はなくて、むしろ自分が引っかかった部分から今の悩みを照らし返す読み方が合うと思います。世界の見え方を少しずつズラしたい人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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