
あきらめると、うまくいく - 現役精神科医が頑張りすぎるあなたに伝えたい最高のマインドリセット -
藤野 智哉
ワニブックス / 2019-10-29
この本について
思い通りに進まない日ってありますよね。人間関係で気をつかいすぎたり、職場で「いい人」でいようとして疲れてしまったり。やらなきゃと思いながら、言い訳ばかり浮かんできて動けない自分に、さらに落ち込むこともあると思います。僕も同じで、結局「自分の基準」に縛られているから苦しくなる瞬間が多いなと気づかされます。 この本が面白いのは、「あきらめる」という言葉を、投げ出すことではなく、現実をいったん受け入れて身軽になるための技として扱っているところです。例えば、万人に好かれようとするクセを手放す視点や、「どうしても動けないときは、浮かんだ言い訳に全力で反論してみる」という現実的な工夫が、妙に腑に落ちるんですよね。そして、目標も“完璧にやる”ではなく“半分できたら良し”とすることで、余計な自己嫌悪を減らせる。こういう考え方って、明日からの行動をちょっとだけ変えてくれます。 個人的には、「自分が大事にしていることも、他人にとってはどうでもいい」という一文がとても救いになりました。自分の視点を切り替えるスイッチを持っておくと、イライラや落ち込みに引っ張られすぎなくなる感覚があります。 「頑張りたい気持ちはあるのに、いつも気力が削られてしまう人」に静かに刺さる本だと思います。無理に前向きにならなくてもいいから、まずはいったん肩の力を抜きたい、そんなときに手元に置いておきたい一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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