
短い言葉を武器にする
弓削徹
フォレスト出版 / 2019-12-21
この本について
「話している途中で、自分でも何を言いたかったのか分からなくなる…」みたいな瞬間、けっこうあると思います。仕事の報告でも、雑談でも、相手の反応が薄いときほど、「あれ、長かったかな」「結論どこ行った?」と後からモヤモヤするんですよね。僕もそうで、忙しい相手ほど短い言葉を求めているのは分かっているのに、つい説明を盛り込みすぎてしまいます。 この本は、そのモヤモヤにかなり効きます。短く話すことを目的にしているというより、「相手の時間を奪わないと、こちらの言葉は届かない」という前提から考え直させてくれるんです。たとえば、主語を抜かないこと。語尾をあいまいにしないこと。まず結論から話すこと。どれも当たり前なのに、実際の会話では驚くほど抜け落ちていて、そこを整えるだけで伝わり方が全然変わります。また、相手が動く理由を先に見つけてから言葉を選ぶという視点が、僕にはかなり刺さりました。「自分が言いたいこと」ではなく「相手が知りたいこと」に寄せる感覚がやっと腑に落ちた気がします。 話すのが苦手というより、「何を削ればいいか分からない」というタイプの人には特に向いていると思います。長々と説明してしまう癖がある人や、会議で要点だけ伝えるのが苦手な人には、実用的なヒントが多いはずです。
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