
勝てるデザイン (幻冬舎単行本)
前田高志
幻冬舎 / 2021-03
この本について
デザインの勉強をしていると、「考えてるつもりなのに形に落ちない」「量をやらなきゃと思いながら、手が止まる」「どこから手をつければいいのか自分でもわからない」みたいなモヤモヤが、どうしてもついてきます。僕自身ずっと同じところでつまずいてきて、この本を読んだ時にようやく霧が晴れた感覚がありました。 特に効いたのは、思考と造形を往復する姿勢をどうやって日々の作業に落とし込むかが、ものすごく具体的に語られているところでした。プレゼンするつもりで作る、提出してからも考えるのをやめない、自分の嫌いな人が作ったと思って見直す。どれも精神論ではなく、明日からの作業スピードや判断の精度がそのまま変わるような話ばかりです。フォントの話やデッサンの“消す”という姿勢も、手を動かす時の迷いを一度リセットしてくれる感じがありました。 もう一つは、「良いものだけ吸収したい」という近道願望をやわらかく砕いてくれるところ。量をやること、スクラップすること、現実を受け止めて諦めを判断材料にすること。どれも地味ですが、デザインに向き合う態度そのものが整っていく実感があります。 デザインに自信が持てないまま手探りしている人、あるいは“思考も造形もどちらも大事にしたい”と感じている人には、特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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