
岡田メソッド――自立する選手、自律する組織をつくる16歳までのサッカー指導体系
岡田武史
英治出版 / 201912
この本について
指導でも仕事でも、人に関わる場面で「正しいことを言ってるはずなのに、伝わらない…」みたいな詰まりを感じることがあります。相手のためを思って話しているつもりが、いつのまにか自分の立場からしか見ていなかったりして。頭ではわかっていても、現場に立つと余裕がなくなるんですよね。 この本を読んで印象に残ったのは、サッカーの指導書でありながら、結局は人と向き合う仕事そのものに通じる視点が多いことでした。例えば「相手の存在を認め、意見を聞くところから信頼が始まる」という話は、肩書きや役割を超えて、どんなチームでも同じだと思います。それに、選手に「Good/Bad/Next」で振り返らせる仕組みは、そのまま自分の毎日の仕事にも使えるくらい実践的で、やらせる側ではなく“自分の思考も整理される”ところが大きな効き目でした。 もう一つ大きいのは、サッカーを「原則」で捉えるべきだという考え方です。状況に振り回されるのではなく、全体像から逆算して判断する。その視点を持つだけで、迷ったときの基準が一段クリアになる感覚がありました。指導だけでなく、チームの仕事の組み立て方にも使える発想です。 選手指導に限らず、「相手と向き合う仕事で、自分もよく迷う」という人には、意外なほど現場で効く本だと思います。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
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