
データドリブン経営の本質 DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー論文
黒川 通彦、平山 智晴、櫻井 康彰、DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部
この本について
データ活用を進めたいのに、社内にノウハウがなくて動きが止まる。部門ごとにデータの形式も言語も違って、何から手をつければいいか見えない。そんな話、僕自身も仕事で何度も遭遇してきました。結局「データが整っていないからできません」で時間だけ過ぎていくあの感覚、けっこうつらいんですよね。 この本が面白いのは、「完璧なデータが揃うまで待つ必要はない」とバッサリ言い切るところです。いま手元にあるデータでまず動き、小さく検証しながらノウハウを社内に積み上げていく。その結果、部品レベルの遅延要因が特定できたり、採用や配置転換の生産性が上がったりと、具体的な変化のイメージが湧く事例が多い。外部ベンダーに丸投げし続けると何も残らないという指摘も、現場で感じていたモヤモヤを言語化してくれました。 そしてもう一つ刺さったのは、データドリブン経営は「技術の問題」ではなく、「全社変革」だと繰り返し書かれている点です。誰か一部署だけが頑張っても前に進まない理由が腹落ちしますし、どこから着手するかの優先順位も見えやすくなる。 現場と経営のあいだでデータ活用のリアルに悩んでいる人には、かなり刺さる一冊だと思います。
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