
総理通訳の外国語勉強法 (講談社現代新書)
中川浩一
講談社 / 2020-01-15
この本について
外国語の勉強を続けていると、「聞いてわかった気になるけど、いざ話そうとすると何も出てこない」「机の上では進んでいるはずなのに、実力が噛み合わない」というモヤモヤがつきまといます。自分も同じで、インプットだけ増えていく感じにずっと違和感がありました。 この本が効いたのは、“インプットとアウトプットの距離”をどう縮めるかが、とても具体的に書かれていたからです。たとえば、まず日本語で自分が話したいことを決め、そこから必要な単語や表現を拾っていくやり方。教科書任せではなく、自分の側から「話す内容」を先に作るので、覚えた語彙がそのまま会話で使える形に変わります。それに、聞き流しやリーディング頼みではなく、あくまで“話すこと”を中心に据える発想も、実際の学習の動きを変えてくれました。 特に刺さったのは、アウトプットしたことがある単語だけが本番で生きるという視点です。知っているのに出てこない語がある理由がすとんと腑に落ちて、そこから何を優先して鍛えればいいのかが見えやすくなりました。 「なんとなく続けてきた語学を、そろそろ自分の言葉として使える形に変えたい人」に向いている一冊です。自分の迷いをそのまま持ち込めるタイプの本なので、必要なところだけ拾っても十分役立つと思います。
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