
マインドフルネス瞑想入門
吉田 昌生
WAVE出版 / 2015-01-10
この本について
最近、感情に振り回されて一日が終わっているような感覚が続いていて、「なんでこんなに些細なことでイライラするんだろう…」と自分でもよく分からなくなることがあります。頭では落ち着きたいのに、身体はずっと警戒モードのまま。考えすぎているのは分かっていても、考えを止める方法が分からない。そんなときに、この本の言っている「感情は直接変えられない」「まずは湧いてくる声に気づく」という考え方が、妙にしっくりきました。 読み進めるうちに、怒りの裏に別の感情が潜んでいることや、思考と自分は同一ではないことに気づく感覚が少しずつ育っていきます。といっても大げさな修行ではなくて、姿勢を整えて呼吸に戻るだけ。その繰り返しが、日常で反射的に反応しない余白をつくってくれるのが実感として分かりました。気づいたら、以前なら声を荒げていた場面で一呼吸おけたり、相手の背後にある不安に気づけたりする瞬間が増えていきます。 個人的には、考えを止めようと力むのではなく、「考えない時間を意図的につくる」という発想がかなり救いでした。仕事で頭がぱんぱんになりがちな人ほど、この感覚の変化を味わえると思います。思考に巻き込まれやすい人、怒りや不安の扱い方に迷っている人にとっては、実践レベルで役に立つ一冊です。
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