
あなたの才能があなたを苦しめる
大嶋 信頼
すばる舎 / 2020-08-07
この本について
人と関わるたびに「なんでこんなこと言われるんだろう」とか、「あの人の機嫌に自分が振り回されてない?」みたいな違和感ってありませんか。相手の言葉を真に受けてしまうほど疲れるし、「自分が悪いのかな」と考え始めると、どんどん視界が狭くなっていくんですよね。僕もずっとそうで、相手の態度の理由を自分の中に探しにいくクセが抜けませんでした。 この本は、そのモヤモヤに対して「そもそも嫉妬の発作ってこういう仕組みなんだよ」と淡々と説明してくれる感じがあります。抜粋に多い“嫉妬の発作は本人も自覚がない”“嫉妬の言葉は全部うそ”という視点が入るだけで、他人の反応を自分の価値の評価として受け取らなくてよくなる。あと、“孤独は悪者じゃなくて絶縁体になる”という考え方がけっこう現実的で、しんどいときに距離を置くことへの罪悪感が少しやわらぎます。そして個人的には、弱者に振る舞うほど相手の嫉妬が強くなる、という話が一番刺さりました。無意識に「下手に出たほうが安全」と思いがちだけれど、それが逆効果のこともあるんだなと。 人間関係のノイズに疲れている人、特に「自分のせいにしがちなタイプ」には静かに効いてくる本です。気合いを入れて読むというより、手元に置いておいて、自分が揺れたときにページを開くと視点を戻してくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの32%が集中しています。
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