
新・エリート教育 混沌を生き抜くためにつかみたい力とは? (日本経済新聞出版)
竹村詠美
日経BP / 2020-07-28
この本について
子どもの学びについて考える時って、「結局どこまで環境で変わるんだろう」とか「自分の育ってきた教育観がもう時代に合ってない気がする…」みたいなモヤモヤがつきまといますよね。特に、好奇心や個性をどう扱えばいいのかは、大人になってからもずっと引きずるテーマだと思います。 この本は、そのあたりの違和感に丁寧に光を当ててくれます。印象的だったのは、子どもが質問しなくなる現象を「気合が足りない」ではなく、環境によって自然に潰れていくプロセスとして描いているところ。発言しやすい場づくりや、適度な困難の中で失敗を重ねる経験が、長期的な学びにつながるという視点は、自分の働き方にもそのまま置き換えられました。また、個性を強みとして認識し、周囲と比べずに大きなテーマへ向かう人がどう育つのかを、グリットや非認知能力の話とセットで語ってくれるのもありがたかったです。 「子ども向けの教育書でしょ」と思うかもしれませんが、実際には自分の学び直しやキャリアの更新に悩んでいる大人ほど刺さる本です。特に、今の環境で発言しづらさや思考の閉塞感を抱えている人にとっては、何を変えればいいのかが具体的に見えてくるはずです。
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
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