
繊細な人が快適に暮らすための習慣 医者が教えるHSP対策
西脇 俊二
KADOKAWA / 2020-09-17
この本について
気が散りやすくて、作業に入る前からもう疲れている日ってありませんか。机の上の散らかりや、周りの音が妙に気になってしまって、やっと着手しても別の用事が頭に浮かんでしまう。自分でも「なんでこんなに優先順位が見えないんだろう」とモヤモヤしてしまう、あの感じです。 この本を読んで印象的だったのは、「性質を変える必要はなくて、理由を知れば対策できる」という視点でした。敏感さはストレスで揺れやすいものだから、まず心の余裕をつくること。そのうえで、作業前の5分だけでいいから“シナリオ”をつくること。これだけで、あの混乱が少し静まる瞬間があります。また、リストを5つに絞るという現実的な提案も、完璧主義で細部にこだわりがちな人にはかなり効きます。「ここまでやれば十分」という感覚を取り戻せるからです。 読んでいて励まされたのは、敏感さには美点も弱点もあるけれど、扱い方を知れば“無傷に近い状態で帰ってくる”力が育つというところ。逃げ続けるしかない前提から、一歩だけ前に出られる感じがありました。 特に、いろんな刺激が一度に押し寄せて優先順位が迷子になりやすい人には、静かに刺さる本だと思います。
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