
税金下げろ、規制をなくせ~日本経済復活の処方箋~ (光文社新書)
渡瀬 裕哉
この本について
政治のニュースを見るたびに、「結局なにが問題で、私たちに何ができるのか」がふわっとしたまま終わってしまうことが多いですよね。増税も規制も、気づけば「またか…」と受け入れている自分がいて、モヤモヤだけが残る。とはいえ、専門用語だらけの議論にはついていけないし、何から見ればいいのかも分からない。僕自身ずっとそんな感じでした。 この本は、そういう宙ぶらりんな状態に少しだけ輪郭を与えてくれました。たとえば「役所の事務事業評価を自分で調べてみる」といった、生活者目線でできる一歩が具体的に示されていて、政治を“遠い世界の話”として諦める必要はないのかもしれないと思えます。また、規制がどんな仕組みで増えていくのか、その裏側のインセンティブの話がとても生々しく、ただ感情的に「窮屈だ」と思っていたところに少し構造的な視点が加わりました。さらに、海外の政策事例も紹介されていて、日本だけを見ていると気づきにくい比較の軸が得られるのが良かったです。 政治思想を一方的に押しつける本というより、「自分が見えていなかった盲点はどこか」を探すための材料が並んでいる本でした。全部を鵜呑みにする必要はないし、違和感を持ちながら読むくらいでちょうどいいと思います。モヤモヤの正体を少しでも言語化したい人に刺さる一冊です。
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多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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