
夜のこと
pha
この本について
人間関係って、正解があるようでどこにも見当たらないし、距離を詰めたら詰めたで「これって依存なのか? 普通なのか?」と迷いがちですよね。自立していたい気持ちと、誰かに寄りかかりたい気持ちの両方があるせいで、自分でもよくわからなくなる瞬間があると思います。しかも年齢を重ねるほど、昔みたいに感情だけで走れなくなって、落ち着きを求める自分と、何かを渇望している自分が同居してくる。 phaさんの『夜のこと』は、そのモヤモヤに正面から触れてくる本でした。共依存を「よくないもの」と切り捨てず、むしろどんな関係にも多少は混ざっている現実として描く視点は、救いというより「まあそうだよな」と肩の力が抜ける感覚に近いです。また、性欲や友情や憧れなど、きれいに名前をつけられない感情が入り交じる“人との距離感のリアル”を、無理に整理しないまま差し出してくれるところも読みどころでした。さらに、若い頃の感性が失われていく寂しさや、選ばなかった人生へのまなざしなど、誰しも心のどこかで触れたくなかった部分を、静かに照らしてくれます。 誰かと深く関わりたいのに、うまく距離が取れずに悩んでいる人。あるいは、自分の“欲望や弱さ”をどう扱えばいいのか決めきれずにいる人。そんな方には特に刺さると思います。読んでスッキリするというより、見ないふりをしていた気持ちにそっと名前をつけてもらえるような一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要









