
哲学的な何か、あと数学とか (二見文庫)
飲茶
二見書房 / 2018-02-28
この本について
最近、「自分のやっていることに意味があるのか」とか、「答えが見える仕事ばかり追ってしまっている気がする」と、ふと立ち止まる瞬間がありました。正しさがあるはずだと思って動くほど、むしろ視界が狭くなる感じもあって。そんなときに読み返したのが飲茶さんの『哲学的な何か、あと数学とか』です。 この本が効いたのは、まず“無意味に見える努力”の価値を具体的に描いてくれるところでした。フェルマーやオイラー、ワイルズの話を読むと、結果よりも「なぜそこに人生を賭けるのか」という動機そのものに、人間らしさがあると気づかされます。さらに、ゲーデルの不完全性定理を扱うくだりでは、「そもそも全部を理解しきれない世界で生きている」という前提に、妙な安心感すらありました。全部わからなくていいし、わからないまま向き合う時間が尊いんだと、視点が変わる感覚があります。 そしてもう一つ、この本は“役に立つかどうか”という軸から一度離れてみる余裕をくれます。数学という、一見遠い抽象の世界にも、誰かが人生を懸ける理由がちゃんとある。それを知ると、自分の中の小さなこだわりや探求心も、思っていたよりずっと大事なものに見えてきました。 自分の歩みが遅いと感じている人や、「本質的に意味のあることをしたい」と願いながら迷っている人に特に刺さる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要









