
日本の論点2021~22
大前 研一
President Inc / 2020-11-28
この本について
仕事の将来を考えるとき、「このまま会社にいていいのか」「どこでも通用する力って結局なんなんだろう」といったモヤモヤが頭から離れない時期ってありますよね。国の政策や世界の動きが、自分のキャリアにどう影響しているのかもよく分からないまま、なんとなく不安だけが積み上がっていく感じ。僕も同じで、そんなときに現実を一度フラットに見直すきっかけになったのが『日本の論点2021~22』でした。 この本の良さは、「大きな話」をしているようでいて、読んでいくと自分の足元の行動にまで落ちてくるところです。たとえば、日本企業は失敗しても致命傷になりにくいという指摘。これを知るだけで、「会社に依存しないためにまず会社を使い倒す」という逆転の発想が腑に落ちます。また、世界のプラットフォーム企業や医療の事例、直接上場の話など、ただのニュースでは見えない“動きの根っこ”がわかるので、自分のスキルづくりの方向性を考えるときの地図代わりになります。さらに、政治や経済の総括が容赦なく、曖昧に「わかっているふり」をしていた部分を直視せざるを得ないのも正直ありがたかったです。 特に、「どこへ行っても通用する力を身につけたいけれど、何から手をつければいいか見えない人」には刺さるはずです。未来を確実に予測できるわけではないけれど、状況を読む感覚と、自分の動き方のヒントは確実にもらえる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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