
そのとき、「お金」で歴史が動いた
ホン・チュヌク and 米津篤八
文響社 / 2021-01-14
この本について
仕事でも生活でも、「自分の努力ってどこまで報われるんだろう」とモヤっとするときがあります。頑張るほど成果が鈍っていく感じがして、でも何を変えればいいのか分からない…そんなときに、この本の抜粋を読んだ人が保存している理由がなんとなく分かりました。歴史の裏側で、人や制度の“組み合わせ”がどう効くのかがすごく具体的に描かれているんですよね。 例えば、ウィリアム3世がイギリスに来たときに、ただの政治的交代ではなく、数万人規模の技術者と金融人材ごと環境を持ち込んだ話。努力量の問題じゃなく、環境や仕組みが変わった瞬間に国の生産性が跳ね上がる。あるいは農業の「収穫逓減」と製造業の「収穫逓増」の対比もそうで、同じように頑張っても、置かれた産業や構造によって伸び方がまるで違う。読んでいると、自分の停滞感も「怠けてるから」ではなく、「仕組みの方が詰まっているだけかも」と視点が変わります。 歴史の話ではあるけれど、自分の働き方やキャリア選びを考えるときにも、けっこう現実的に効いてくる本です。がっつり自己啓発じゃなく、「状況の見え方だけ少し変えたい」という人に刺さると思います。
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