
人生、何を成したかよりどう生きるか
内村鑑三 and 佐藤優
文響社 / 2021-02-18
この本について
最近、自分は結局この人生で何を遺せるんだろう、と考えることが増えていました。お金を増やす才能もないし、特別な肩書きもないし、誰かに教えられるほどの専門性もない。そう思うと、漠然とした「空振り感」のようなものがつきまといます。 この本が面白いのは、その空振り感に対して、「そもそも遺せるものは立派な成果だけじゃないよ」と、地に足のついた視点をくれるところです。お金は大事だし、事業も教育も文学もどれも価値がある。だけど、それが向いていない人に無理を強いるのではなく、「生き方そのものが遺すものになる」という考え方に、妙に救われます。努力して稼げとか、もっと上を目指せという話ではなく、自分が信じるものをどう扱うか、お金や仕事をどう位置づけるかといった実感のある話に落ちてくるのが読みやすいところでした。 また、「誰もが何かを信じて生きている」という一節も、日常にじわっと効きます。宗教という言葉で身構えがちですが、学歴やお金、見た目、政治など、無意識に信じているものが自分にもある。そこに気づくと、生き方を少し整えるヒントにもなるんですよね。 大きな成果より、自分の一生をどう積み重ねるかを考えたい人に刺さる本だと思います。
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多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
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