
書くのがしんどい
竹村 俊助
PHP研究所 / 2020-07-29
この本について
文章を書こうとすると急に手が止まるときがあります。おもしろくしたい気持ちはあるのに、いざ書き始めると「これ、誰が読むんだろう…」みたいな不安がじわっと出てくる。僕も同じで、いいことを書こうとするほど空回りして、結局なにも出てこなくなることが多いです。 『書くのがしんどい』は、そのモヤモヤをいったん横に置いて、「伝えるってこういう順番でやると楽になるよ」という視点をくれました。たとえば、身近な話題を拾うだけで文章の入口が勝手に開くこと。自分の心が動いた瞬間をそのまま書くほうが、読んでいる側はスッと入ってきてくれること。さらに、固有名詞を入れると一気に“自分にしか書けない”文章に変わること。バーミヤンとかカントリーマアムとか、そういう名前ひとつで温度が生まれるんだと実感します。 もうひとつ救われたのは、「読まれる前提で書きすぎている」という指摘です。読み手がどこまで知っているか、何を知らないか。その前提を丁寧に想像すると、文章が自然と整理されていく。言いたいことを一つに絞るだけで、読み手の頭の中にちゃんと届くルートができる感じがします。過剰にうまく書こうとせず、まず主観で書き出すという姿勢も、しんどさを減らしてくれました。 書くのが苦手というより、「どう伝えればいいかわからない」で止まっている人には特に刺さる本です。完璧を目指さなくても、視点を少し変えるだけで書くことの負担はぐっと軽くなる。僕自身、息が詰まりそうになったときに何度か助けられました。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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