
どうしようもなく仕事が「しんどい」あなたへ ストレス社会で「考えなくていいこと」リスト
井上 智介
KADOKAWA / 2021-03
この本について
仕事がしんどいときって、「この状態がいつまで続くんだろう」とか、「自分が悪いのかもしれない」とか、答えの出ないところでぐるぐるしがちですよね。僕も、相手の機嫌ひとつで気持ちが乱れる時期があって、どう距離を取ればいいのか分からなくなることがありました。 この本は、そのぐるぐるを力技で解決するわけじゃなくて、「考えなくていいこと」をひとつずつ脇に置いていく感じに近いです。例えば、期限の見えない不安に押しつぶされそうなときは、あえて「期間を区切る」。残念な上司に振り回されるときは、真っ向勝負ではなく「物理的にも心理的にも距離を取る」。無茶ぶりには、気持ちで踏ん張るのではなく、「今の状況」と「代替案」を淡々と返す。どれも、頑張り方を変えるだけで心の消耗がぐっと減るものばかりでした。 読んでいて感じたのは、「自分を守るための現実的な技術」がちゃんと書かれていることです。優しさや正義感で全部を抱え込むんじゃなくて、自衛官のように凜としながら、一歩引くことも選択肢に入れていい。その許可をもらえたような気がしました。 仕事に振り回されやすい人、誰かの顔色で一日が決まってしまう人には、とくに沁みると思います。自分の心を守るための“ちょうどいい距離感”を探している方に届けばうれしいです。
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