
マンガでやさしくわかる認知行動療法
玉井仁, 星井博文, and 深森あき
日本能率協会マネジメントセンター / 2016-04-30
この本について
仕事で落ち込んだ日の帰り道、気づいたら同じ考えをぐるぐる回してしまう時ってありませんか。頭では「事実」と「受け止め方」は別だと分かっていても、感情が先に動いてしまって、自分でもよく分からない行動をとってしまう。僕もそういう時期が続いたことがあります。 この本は、そういう“モヤモヤの正体”を、少し距離を置いて眺められるようにしてくれます。例えば、暑さそのものは1なのに「最悪な一日になる」と思うことで×10にも×100にもしてしまう、という話は、自分の日常にも思い当たるところが多かったです。また「自分の感情を細かく言葉にする練習」や「その瞬間に浮かんでいる思考をつかまえる」という作業は、やってみると意外なくらい気持ちの整理に効きます。さらに、行動が感情に引っ張られているのか、避けたくて動いちゃっているのかを見分ける視点は、失敗のパターンを少しずつ変えるヒントになりました。 マンガ形式とはいえ、内容はかなり実践的で、セルフモニタリングがどう効くのかも丁寧に描かれています。特に、梨香さんの例を読みながら「自分ならどう考えるだろう」と照らし合わせるだけでも、思い込みのクセに気づけるはずです。 感情に振り回されがちで「気持ちの扱い方をもう少しうまくなりたい」と感じている人には、かなり刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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