
ロケット科学者の思考法
オザン・ヴァロル and 安藤 貴子
サンマーク出版 / 2021-02-19
この本について
最近、「うまくいかなかった理由をちゃんと見られていない気がする」とか、「同じ失敗をぐるぐる繰り返してるな」と感じることが多い人、けっこういると思います。僕もそうで、失敗するとつい外側の事情に目が向いて、自分の判断そのものを正面から見るのが後回しになりがちでした。 この本が面白いのは、NASAの話だから壮大…というより、むしろ日常の判断にもそのまま持ち込める視点が多いところです。たとえば、手順に従うこと自体が目的化すると「そもそも何を目指していたんだっけ?」が抜け落ちるとか、悪かった点とよかった点を分けて検証しないと、原因と症状をごっちゃにしてしまうとか。耳が痛いんですが、思い当たる場面がけっこうあります。そして何より、結果に引っ張られすぎず「判断そのもの」を見直す姿勢は、仕事の大小に関係なく効きます。 個人的には、「失敗する可能性が高くても、やりたいことは何か」をちゃんと問い直す流れに救われました。表向きの理由づけを剥がしていくと、自分が避けていた本音が出てくることがあって、そこからようやく次の一歩が決まる感覚があります。 過去のやり方に縛られやすい人、あるいは失敗との向き合い方を変えたい人には特に刺さる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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