
会社に人生を振り回されない 武器としての労働法
佐々木 亮
この本について
仕事で理不尽な指示を出されたとき、「これって本当に断れないのかな…」と胸の奥がざわつくことってありますよね。転勤や配置転換、契約更新の話が急に出てきたときも、感情と現実の折り合いがつかなくて立ち尽くしてしまう。僕自身、会社に言われるまま従うしかないのかと悩んでいた時期が長かったです。 この本は、そんなモヤモヤに対して“勇気を出して戦え”と言う本ではなく、まず「どこまでが会社の自由で、どこからがこちらの権利なのか」を落ち着いて把握させてくれる本でした。たとえば、転勤を完全に拒否するのは難しくても、育児や介護がある場合は会社に配慮義務があるとか、納得できない配置転換でも“異議を残しつつ従う”という現実的な選択肢があるとか、知らないだけで選べる道が意外とあるんですよね。解雇予告や雇止めの扱い、フリーランスと偽装請負の線引き、録音がどこまで証拠になるか、といった超実務的な部分も丁寧で、読んでいくうちに「全部が会社の言いなりじゃないんだ」と少しずつ呼吸が戻ってきます。 会社との距離感に悩みつつ、生活を守るために現実的な知識を持っておきたい人に刺さる一冊だと思います。自分の働き方を劇的に変えるというより、「知らなかったせいで損をしないための土台を持つ」ための本として、静かに効いてきます。
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ハイライト密度
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