
ありふれた言葉が武器になる 伝え方の法則
本橋亜土
かんき出版 / 2021-04-21
この本について
仕事で説明するときや、ちょっとした報告をするときに、「伝えているはずなのに伝わらない」「途中で相手の顔が曇る」みたいな瞬間、けっこうありますよね。自分もそこが長くモヤモヤしていて、言葉選びの問題なのか、構成の問題なのか、ずっと正体がつかめませんでした。 この本を読んで腑に落ちたのは、うまく伝わらない理由が“気合い不足”ではなく、“相手が理解しやすい状態にしてあげられていない”だけ、という視点でした。質問で軽く共感を取りに行くとか、最初に「くくり」を渡して頭のスペースを作るとか、強い情報を先に置いて「聞くモード」に変えてもらうとか。どれも派手ではないですが、実際に会話に混ぜると相手の反応がまったく違います。特に「相手を疲れさせない」「要するに何?」を感じさせない、という考え方は、自分の仕事で一番効きました。 全体として、言葉のセンスではなく“型”で改善する方向なので、頑張って気の利いた表現を編み出す必要がありません。むしろ普段のありふれた言葉をどう配置するかのほうが大事で、そこが読者の抜粋にも多く残っていた理由なんだと思います。 「説明が長くなりがち」「相手の顔色を読みながら話すと迷子になる」という人には、とても実践しやすい本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの34%が集中しています。
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