
モヤる言葉、ヤバイ人~自尊心を削る人から心を守る「言葉の護身術」
アルテイシア
この本について
人と話していて、「あれ、今の言い方おかしくない?」と引っかかるのに、うまく言語化できずに飲み込んでしまうことがよくあります。相手が年上だったり、立場が強そうだったりすると余計に言い返しづらくて、後からひとりでモヤモヤが積もるんですよね。自分が敏感すぎるのか、それとも相手の言葉が雑なのか、その判断すら曖昧になる時があります。 この本は、そのモヤモヤの正体を「社会の構造」や「特権性」まで含めて丁寧に言語化してくれます。理不尽な言動に直面した時、「自分の感じ方は間違ってなかったんだ」と確認できるし、必要な距離や返し方を持てるようになる。哲学返しで逃げ道を作ったり、自虐を封印してナメられにくくしたり、具体的な行動レベルに落ちているのがありがたいところです。鋭い指摘も多いけど、著者自身が、自分も知らずに加担していた側だったと書いているので、説教臭さがないのも救われます。 特に「相手が鈍感でいられるのは特権だから」という視点は、自分のモヤり方に自信を与えてくれますし、「許せないものを無理に許さなくていい」という言葉は、変に自分を責める癖のある人には刺さると思います。社会の空気に違和感を覚えつつ、うまく言葉にできずに疲れている人にこそ、そっと置いておきたい一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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