
好きなひとに愛される心理学
植西 聰
この本について
恋愛でつまずくときって、「どうすればもっと愛されるんだろう」と相手ばかり見てしまう瞬間があると思います。好かれる行動を探したり、相手の気持ちを測ったりしているうちに、気づけば自分のことを後回しにしていたり。頭ではわかっているのに、心がついていかないあの感じ、けっこうしんどいですよね。 この本が刺さっている人の抜粋を見ると、多くの人が「自分を大切にできないまま愛を求めてしまう苦しさ」や「与えることへの不安」に引っかかっているように感じます。与えたら損するんじゃないか、その一方で本気で人を愛したい気持ちもある。この矛盾を丁寧に扱ってくれるのが本書のありがたいところで、まず“自分を愛することが人を愛せる前提になる”という、当たり前だけど抜けがちな土台を思い出させてくれます。さらに、“愛されるより愛することを優先する”という視点のおかげで、駆け引きではなく自分の在り方から人間関係を考え直せるのも大きかったです。 恋愛で空回りしやすい人や、与えることに臆病になっている人に、とくに静かに響く本だと思います。無理に自分を変えようとするんじゃなくて、「こういう心の扱い方もあるんだな」と一息つける、そんな位置づけの一冊です。
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