
戦略コンサルティング・ファームの面接試験 新版――難関突破のための傾向と対策
マーク・コゼンティーノ and 辻谷 一美
ダイヤモンド社 / 2021-12-02
この本について
コンサルのケース面接って、勉強しているつもりでも「どこから考え始めればいいんだっけ?」とか「質問していいラインが分からない…」みたいな、小さなつまずきが積み重なって自信を削ってきますよね。自分もそうで、仮説思考とかロジックとか以前に“進め方そのものが曖昧”なのが一番のストレスでした。 この本が助かったのは、ケース面接を「センス勝負」にしないための具体的な手順がかなり細かく書かれているところです。例えば、質問していいのはどんな時なのか、問題をまとめる時に何を拾えばいいのか、結論をどう言い切るのか、といった所作に近いレベルまで落ちているのがありがたい。加えて、E(P=R−C)M のような枠組みや、利益増加・新規参入などのシナリオ思考があるおかげで、毎回ゼロから考える負荷が減っていきます。特に印象的だったのは、著者が紹介している「ケース・ノート」を作り続けた女性のエピソードで、思いつかなかったポイントを積み重ねることで視点が育つという話は、勉強法としても現実的でした。 実務でも面接でも「客観性を保ちながら、結論を明確に言い切るのが苦手」という人にはかなり刺さると思います。ケース面接の参考書というより、混乱した頭を整えるための“考え方の土台”を渡してくれる一冊でした。
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