
過去問で鍛える地頭力: 外資系コンサルの面接試験問題
大石 哲之
東洋経済新報社 / 2009-06-29
この本について
仕事で判断を迫られたときに、「結局どこから手をつければいいんだ…」と固まる瞬間がけっこうあります。選択肢はたくさんあるのに、全体の構造がつかめなくて、戦術レベルの思いつきで終わってしまう感じです。僕もよくそこで迷って、結局“なんとなく”の判断に寄ってしまうことがありました。 『過去問で鍛える地頭力』は、そのモヤモヤをほぐしてくれました。とくに刺さったのは、目の前の情報に引っ張られず「まずベースとなる数字や仕組みを見抜く」という姿勢。人口なのか、面積なのか、時間なのか。そこを押さえるだけで、シミュレーションの精度が一気に上がる感覚がありました。また、個別施策の寄せ集めではなく、「戦略としてどこに資源を張るのか」を先に決める流れも妙にしっくりきます。競技数を増やすか、階級を増やすか、といった例がそのまま自分の仕事の判断に置き換えられるのがありがたいところです。 この本は、正解を暗記するタイプではなく、考える順番を整えてくれるタイプの本です。数字が苦手でも大丈夫で、むしろ「全体感をつかむのが苦しい人」にこそちょうどいいと思います。迷ったときに立ち返る“考え方の土台”をつくりたい人に向いています。
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