
1時間でわかるデザイン経営: 「デザイン経営宣言」から手法の構造を読み解く
須藤 慎
この本について
仕事で「デザインを入れたほうがいい」は聞くけど、結局何から動かせばいいのか分からないまま時間だけ過ぎていく。そんなモヤモヤを抱えたまま、デザイナーに頼むべきなのか、まず社内の理解をそろえるべきなのか…と足が止まってしまうこと、僕もよくあります。特に、効果が数字で出づらい領域だと、説明に疲れてしまうんですよね。 この本は、そういう“動けない理由”を丁寧にほどいてくれます。デザイン経営がそもそも何を指すのかを、広げすぎず最小限の定義で整理してくれるので、議論がズレにくくなる。さらに、ブランドを整えるデザインと、イノベーションを生むデザイン思考では求める人材も進め方も違うという前提が明確になるので、「なぜ噛み合わないのか」が見えてきます。そして、社内で意思決定者を固定することや、プロジェクトマネジメントができる人材を確保する重要性など、現場でつまずきがちなポイントが具体的に示されているのがありがたいところです。 デザイン導入を魔法のように扱わず、長期的に定着させるには何が必要かを地に足つけて考えたい人にはちょうどいい本だと思います。特に「デザイン経営をやりたいのに、社内の理解と役割整理で止まってしまう人」に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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