
起業3年目までの教科書 はじめてのキャッシュエンジン経営
大竹慎太郎
文響社 / 2018-06-19
この本について
起業して数年たつと、「人を採るのも育てるのも全部場当たりで、正直しんどい…」みたいなモヤモヤがたまってきます。自分が汗かいて何とか回しているだけで、組織として前に進んでいるのかよく分からなくなる時期ってありますよね。僕もそのあたりで何度もつまずきました。 この本が刺さったのは、きれいごとじゃなく「具体的にどこでつまずきやすいか」をはっきり言語化してくれているところでした。たとえば、社員の“やる気”は採用の瞬間からつくられるという指摘。耳が痛い話ですが、確かに自分が採用時に見ているポイントが、そのまま組織のカルチャーを形づくっていることに気づかされます。また、部下を育てるシーンでも「答えを教えるんじゃなく、問いで導く」というやり方が徹底されていて、実際の会話例まで書かれているので、読んだ翌日からそのまま試せる実感があります。 さらに、最初の事業づくりをどう“小さく安全に始めるか”もかなり現実的です。いきなり壮大な勝負に出なくても、外注と自分の手を組み合わせて日銭をつくり、時間と余力を確保してから内製化していく流れが、妙に腑に落ちます。理屈より“こうやって積むんだよ”という温度がある。 「採用・育成・事業の土台づくりのどこかがずっと不安なまま」という人には特に刺さる本だと思います。僕と同じように、手探りで進んでいる人ほど救われる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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