
トランスフォーメーション思考 未来に没入して個人と組織を変革する
植野 大輔、堀田 創
翔泳社 / 2022-01-27
この本について
最近、目の前のタスクに追われてばかりで、「そもそも何を目指しているんだっけ」とふと手が止まることが多いんですよね。やるべきことは山ほどあるのに、気持ちが前に出ない。自分でも説明しづらい停滞感というか、現状の臨場感だけに引っ張られている感じがする人は多いと思います。 この本は、そんな“動けなさ”の正体を「臨場感」というキーワードで説明してくれます。未来に対して臨場感をもてないと、人はどうしても保守的になる。だからこそ、まず「未来の世界観をちゃんと描き、その世界に没入する」ことが変革のスタート地点だと語っています。読んでいて特に刺さったのは、行動より先に“認知”を変える必要があるという指摘です。いくら計画を立てても、内部モデルがいまの状態に固定されている限り、脳はそちらを優先してしまう。だからこそ、未来の姿を解像度高く描き、いまとの違和感を強烈にすることが大事だと。 もう一つ、自分にとって大きかったのは、改善思考から抜け出す難しさを正面から言語化しているところです。現状の延長線で目標を立てる限り、臨場感は永遠に“いま”に縛られる。逆に、突飛に見える未来を描くからこそ、OODAのように観察して動きながら方向性を探れるようになる。この感覚は仕事にも強く効きました。 現状を変えたいのに、どうしても“いまの前提”から抜けられない人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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