
「ぴえん」という病 SNS世代の消費と承認
佐々木 チワワ
扶桑社 / 2021-12-22
この本について
最近、SNSで見かける言葉や空気感が、自分の感覚とズレていて戸惑うことが増えてきました。特に「ぴえん」「地雷」「推しに貢ぐのがエモい」みたいな文化に触れたとき、単なる流行以上のものが動いている気がするのに、うまく言語化できないままモヤモヤが残ることがあります。距離を置きたいわけでもないし、でも共感しきれるわけでもない。そのあいだで立ち止まる感覚、わかる人は多いと思います。 この本は、その曖昧な違和感に名前をつけてくれる一冊でした。歌舞伎町やトー横にいる子たちの過激な言動をただ“怖い話”として消費するのではなく、そこにある承認欲求、仲間意識、ファッション化された「病み」の構造を丁寧に追っています。たとえば、事件やリストカットですら界隈の文脈に組み込まれていく流れを知ると、「なんであの言葉があんなに刺さるのか」「なぜあれほど一体感を求めるのか」といった疑問が、自分の生活につながる形で整理されていきました。推し文化の自己犠牲的な熱量も、その延長線上にあると示されると、単純な善悪では片づけられない複雑さが見えてきます。 「若い子の文化」という括りで理解したつもりになる前に、一度立ち止まって背景を知りたい人に刺さる本です。自分の無意識の消費や承認の感覚にも少し風が通るような、そんな読後感でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




