
笑える革命~笑えない「社会課題」の見え方が、ぐるりと変わるプロジェクト全解説~
小国 士朗
この本について
企画を考えるたびに、「これ本当に意味あるのかな」とか、「頑張って作っても届かないんじゃないか」とモヤモヤすることが僕は多いです。違和感の正体がつかめないまま走り出して、どこかで息切れしてしまう。そんな時、この本を読むと、自分がつまずいていた理由がゆっくり輪郭を持ちはじめました。 著者が繰り返し語るのは、企画の出発点は立派な使命感ではなく、自分の中にある小さな「何だろう?」でいいということ。読者が保存していた抜粋にも多かったように、その違和感こそが、社会課題の見え方をぐるりと変える入口になる、と丁寧に書かれています。特に「現実の中にある理想の風景を、遠くにあるものとして映し出す」という姿勢は、僕自身、行き詰まった時に思い返すたびに視界がひらける感覚があります。また、いいものを作るだけでは届かないという現実から目をそらさず、「どうやったら届くか」を設計する具体的な視点が、過度な夢物語にならず実務に落としやすいのもありがたいところです。 企画やアイデアの仕事をしている人向けに思えるかもしれませんが、実際は「自分の違和感をどう扱えばいいかわからない人」ほど刺さる本です。正解を教えてくれるわけではないのに、読後に自分の中の問いが少し健やかになる。僕にとってはそんな一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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