
新・ラグジュアリー 文化が生み出す経済 10の講義
安西洋之 and 中野香織
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2022-03-28
この本について
なんとなく「いいものを作りたい」と思っていても、自分の専門や業界の常識に縛られて、発想が広がらない感じが続くことがあります。地域や文化をどう扱えばいいのか、そもそも“本物”って何なのか。表面的なトレンドを追っても答えに近づかないな…と、自分でも迷うことが多いです。 この本は、そんなモヤモヤに対して「歴史や文化の見え方を一段深くする」という形で効いてきます。たとえばラグジュアリーの意味が時代とともにどう変わったかを知ると、いま自分が扱っている価値の置き場所も変わって見えますし、「職人の手」「創造性」「オリジナリティ」がなぜ重要なのかが、単なる美談ではなく論理として理解できるようになります。また、ラグジュアリーが排他的な象徴から、より公平で透明な世界観へと移りつつあるという視点は、地域の文化や自分の背景をどう活かすかを考えるときのヒントになります。 読み進めるほど、ビジネス書というより、人文学的な問い直しができる講義を受けている感覚に近いです。異文化の扱い方や歴史の切り取り方といった話が、具体的な判断基準として積み上がっていくので、自分の仕事にそのまま持ち帰れるのもありがたいところです。 ものづくりやブランドづくりで「自分の文化的な立ち位置をどう決めるべきか」悩んでいる人に特に刺さる一冊だと思います。
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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