
超実践! ブランドマネジメント入門 愛される会社・サービスをつくる10のステップ
上條憲二
この本について
仕事でも自分のプロジェクトでも、「結局うちの“らしさ”って何なんだろう」と手が止まることがあります。いいものを作っているつもりなのに、うまく伝わらない。言語化しようとしても、言葉がどこか空回りする。僕も同じ壁にぶつかって、迷ったときに手元に残ったのがこの本でした。 この本が助けてくれたのは、ブランドを“物”ではなく“物語”として捉え直せたことです。ビジョンは固定ではなく、時代に合わせて揺れ動いていいという視点は、肩に入っていた力が抜ける感じがしました。さらに、「人柄」や「口から出る言葉」「まとっている空気」まで含めてブランドだと示されると、自分たちの見せ方が急に立体的になります。デザインの前に立ち返るべき土台がここにある、と腹落ちした瞬間でした。 もうひとつ大きかったのは、チームの関係性に踏み込んでくれるところです。信頼・尊敬・共感という三つが揃わないと、どれだけ正しいコンセプトをつくっても前に進まない。この当たり前のようで抜けがちな前提を、実務の文脈で整理してくれるのがありがたいところでした。 プロダクトの良さだけでは差がつきにくい中で、「うちの物語はどこにあるのか」を丁寧に考えたい人にはすごく合う本だと思います。特に、スタートアップや小さなチームで“らしさ”をつくり直したいと感じている人には、静かに効きます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの36%が集中しています。
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